会長挨拶
狭山市医師会は2024年6月より、新たな役員を迎えスタートしました。 2020年は、新型コロナウイルス感染症が流行した当初よりワクチン接種(集団及び個別接種)を進め、診療・検査医療機関での発熱外来含むPCR検査の体制づくり、自宅療養者の健康観察や入院等の調整を行なってまいりました。
2022年度以降、コロナ禍から緩和が進み、2023年5月8日以降は、感染症法上の位置づけが2類相当から5類へ移行しました。
今後、新型コロナウイルス感染症の経験を活かし次のパンデミックに備え体制を強化するとともに、最新の情報を速やかに共有・連携し、安心・安全な運営と歴代の会長が築いてきた伝統を継承する所存であります。
また、住み慣れた地域で、安心して自分らしい暮らしの実現のために「住まい」「介護予防」「生活支援」「介護」「医療」が一体的に受けられるよう多角的な視点にたった仕組みづくり(地域包括ケア)を進めていく必要があります。
本会では、医療従事者の人材を育成する准看護学校を運営するとともに、訪問看護ステーション、居宅介護支援事業、在宅医療支援事業の充実を図り、入退院の支援、日常療養支援、急変時の対応を行っております。
そして、何よりも望まれることは市民の皆様が心身ともに健康で日々の生活が営まれることこそが肝要でありますので、会員一同、通常の診療はもとより、市で実施する各種保健事業、休日・夜間急患センター運営の充実等を図り邁進してまいります。

一般社団法人狭山市医師会
会長 遠藤一博